この記事では、デザイナーになりたいと考えている人やデザイナーへの転職を考えている人に向けて、デザインに関連する資格や検定を紹介します。
ぜひ、これから転職の準備や勉強をすすめる際の参考にしてみてください。
デザイナーにとって資格は必要?
デザイナーとして働く、もしくは転職するにあたって資格は必要なのでしょうか?
結論からいうと「必須」ではありません。
デザイナーは検定や資格では測れない感性や技術をウリにする職業なので、資格をたくさん持っていることがデザイナーとして優れているということにはならないからです。
しかし、資格を取ることが無意味かというと、そんなことはありません。
まず、デザイナーを目指したいと考えている人は、どのように勉強すればよいか分からない人も多く、学習を進めていくためには指針が必要です。
資格や検定の勉強をすることで、必要な知識やスキルを学ぶことができ、自分のなりたいデザイナー像をよりイメージしやすくなります。
次に、資格や検定の勉強がモチベーションを高める材料として有効です。
現在お仕事をされている方などは、仕事と並行して資格の勉強をするのは簡単なことではありません。しかしながら費用をかけて資格取得や検定合格を強制的に自分に課してしまえば、それが奮闘材料となり踏ん張ることができます。
デザイナーになりたい人にオススメの10の資格や検定
ではさっそくオススメの資格を紹介していきましょう。
1.色彩検定
まずひとつめにオススメなのが色彩検定です。
印刷物のデザインをするグラフィックデザイナーを目指すにしても、WEBデザイナーを目指すにしても、色に関する知識は必ず必要ですし、実はこういった検定でなければ体系的に色について勉強する機会はなかなかありません。
すでにデザイナーとしてお仕事されている方も、時間に余裕があれば勉強する価値がある資格です。
2.Illustratorクリエイター能力検定試験
こちらはAdobeが提供するデザインツールのIllustratorに関する資格です。
先ほどの色彩検定同様、DTPやWEBどちらでも使うツールで、イラストやロゴのデザインなどをメインにやりたい人におすすめです。
次に紹介するPhotoshop検定同様、スタンダード(実技)とエキスパート(実技+知識)の2種類が用意されています。
Illustrator®(イラストレーター)クリエイター能力認定試験Webサイト
3.Photoshopクリエイター能力検定試験
こちらもAdobeが提供するデザインソフトで、名前の通り写真の加工などに適したツールになります。
Illustratorを使わずにPhotoshopだけで制作するデザイナーもいますので、初心者の方でツールの使い方を覚えたい方は、まずはこちらの検定にチャレンジしてみるのもいいかもしれません。
Photoshop®(フォトショップ)クリエイター能力検定試験Webサイト
4.アドビ認定エキスパート
こちらは上の2つのデザインツールに関するもので、合格できればアドビ製品に関して専門的な知識を持っていることをアピールできる検定になります。
数あるAdobe製品の中から特定のひとつを選んで受験する方式で、上の2つよりも受験料が高くなります。
5.ウェブデザイン技能検定
こちらはデザイン専門の検定というよりも、インターネットの仕組みや運用方法などWEBに関する基本全般をチェックできる検定です。
WEB業界で唯一の国家資格で、3級〜1級まで分かれており、WEBサイト上で過去のサンプル問題なども公開されています。
検定に合格すれば「ウェブデザイン技能士」と履歴書に記載することができます。
6.WEBクリエイター能力認定試験
WEBデザイナーに必要な、HTMLやCSSなどのコーディングスキルをチェックする試験になります。
ちなみにコーディングとは、上で紹介したIllustratorやPhotoshopなどを使って作成したデザインデータをWEB上で表示するために必要な技術です。
こちらもスタンダードとエキスパートの2種類があり、スタンダードは実技の習熟度をチェックする試験になります。
7.HTML5プロフェッショナル認定資格
こちらもWEBクリエイター能力試験同様、コーディングスキルをチェックする資格になり、最近のトレンドであるPC・スマホ・タブレットなど、マルチデバイスに対応させるために必要になHTML5に関する技術の試験です。
8.PHP技術者認定試験
こちらはデザインに関する試験ではありませんが、WEBデザイナーを目指す場合、職種によっては将来的にビジュアル面だけではなくシステムなど裏側の知識も必要になりますし、こういった技術の方が面白いと感じる人もいるかもしれません。
上で紹介したHTML5プロフェッショナル認定資格でも一部プログラミングの内容もカバーしていますが、PHPについてもこの技術があれば自分でWEBサービスを作成することが可能なので、まだ自分がどういった技術を身につけるべきかイメージが湧かないという人は一度チェックしてみるといいかもしれません。
9.DTP検定
こちらは印刷物に関する検定になります。
ちなみにこちらは専門職としてのデザイナーというよりも、デザインも含めてプロジェクト全体をマネジメントするディレクター向けの検定です。
10.CGクリエイター検定
3Dなどの立体表現にチャレンジされたい方は、こちらのCGクリエイター検定を参考にしてみましょう。
ベーシックとスタンダードの2種類に分かれており、知識とスキルの両方を学ぶことが可能です。
さいごに
デザイナーに関する資格や検定の勉強は知識に関するものだけではなく、実技を通してスキルを身につけることも可能です。資格や検定を通してある程度の知識とスキルがつけば、自分の作品やポートフォリオを用意する際にも役に立つと思います。
デザイナーになりたい気持ちはあるけれど、何かしらの強制力がないと続ける自信がないという方は、ぜひひとつのアプローチとして参考にしてみてください。
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