未経験のあなたがデザイナーをめざすために必要な3つのこと

みなさんはデザイナーの職業にどのようなイメージをお持ちでしょうか?

デザイナーというと非常に華やかなイメージをお持ちかもしれませんが、実際は日々地道な努力を必要とする職業なのです。

そこで、今回の記事では、未経験からデザイナーを目指したいと考えている人に向けて、デザイナーを目指す上で知っておきたい3つのポイントについて説明していきます。

未経験のあなたがデザイナーになることは可能か

そもそも未経験者がデザイナーになることは可能なのでしょうか?

結論からいうと、20代〜30代の人が未経験からデザイナーになることは可能です。しかし、そう簡単な道のりではありません。

そのために、あなたが本当に「デザインが好きであること」を証明できるものと、どうしても「デザイナーになりたい」という熱意が必要となります。

まず、本当に「デザインが好きであること」を証明する最も良い方法は、自分でデザインした作品を用意することです。
そもそも作品をまとめたポートフォリオがなければ、面接までたどり着かないということもありますが、あなたが本当にデザインが好きでないと、わざわざ休みの時間を使ってまで作品を用意しないでしょう。
また、仮に作品がまだまだのレベルであったとしても、あなたが真剣に作品づくりに取り組んでいれば、きっとデザイン好きであることを相手に伝えることができるはずです。

さらに、「デザイナーになりたい」という熱意も、実際に目に見える形にすることができれば、より強い気持ちを採用担当者にアピールできます。
例えば、ポートフォリオを用意する場合でも、自分の趣味として作品をつくるだけではなく、クラウドソージングなどを利用して実際の仕事に応募し、そこで納品したものを作品にできれば、実務経験を積めますし、自身で仕事を獲得する積極的な姿勢もアピールできます。

デザイナーは、ゆくゆく企画やマネジメントを担当するディレクターへステップアップしていくのが一般的なので、将来性を見込んでポテンシャル採用をしてもらえる可能性も高くなります。

1. 華やかだけではない仕事に覚悟を持てるか

未経験からデザイナーを目指すにあたってしっかりと覚えておきたいことは、「デザイナーの仕事は思っているよりも地味だ」ということです。

TVや雑誌で特集されることも多いデザイナーですが、そういった部分でクローズアップされるのは一部の華やかな部分で、実際の仕事はアイディアを何案も考えたり、修正が頻繁に発生し、それに対応しなければならないなど、かなり泥臭く頑張らないといけないことがとても多かったりします。

そういった仕事でも途中で投げ出さずに頑張るためには、まず何よりも「デザインが好きでいいものをつくりたい」という気持ちが大切になります。
見た目の華やかさだけで判断しないように注意しましょう。

2. 職人気質だけではやっていけない

さきほどの一つめと矛盾するようですが、こちらの2つめのポイントもデザイナーとしてやっていく上で大切なポイントになります。

デザインはアートとは違って自己表現をするためのものではなく、あくまでクライアントやユーザーのためのものになるので、自分のこだわりが強すぎるとアウトプットを作成する上でそれが邪魔になってしまうこともあります。

そして、仕事はデザイナーひとりだけで進めていくわけではなく、様々な職種の人たちと協力して進めていくことがほとんどなので、周りのメンバーと連携しながら仕事を進めていく「コミュニケーション能力」が必要になります。

デザイナーとしてアウトプットに責任を持つというのは、とても大切で絶対に必要な姿勢になりますが、アウトプットさえよければいいという考え方で仕事をしていると周りのメンバーに迷惑をかけてしまう可能性があります。

3. 丁稚奉公 センスは磨ける?

デザイナーというと、一般的にセンスがなければ務まらない仕事というイメージが強いかと思います。

確かにそれは間違いではなく感性やセンスがデザイナーとしての生命線になることは間違いありませんが、それらは持って生まれた才能のようなものではなく、自分の努力次第で磨いていけるものなのです。

では、センスを磨くためにはどうすれば良いのでしょうか。
優れたデザインにたくさん触れて、それがなぜ優れたデザインなのかを自分の中でしっかりと整理していくことが大切になります。
センスはあくまでも知識や経験が集積した結果作られるもので、どんな人でも良質なインプットなしに良質なアウトプットをすることはできません。

自分が魅力的だと感じたものを実際に手を動かしてトレースしてみるなど、そういった地道な修行のような作業が自分のセンス向上につながっていきます。

まとめ

未経験の人がデザイナーを目指す上で大切なポイントを3つ説明してきましたが、どうしても「デザイナーになりたい」という気持ちがあるならば、実際に手を動かして作品を一つでも多くつくってみることが、自分の道を切り開くための何よりも有効な手段になるでしょう。

実際に作品をつくってみて「デザインって楽しいな」と感じるのであれば、きっとあなたはデザイナーに向いていますし、人によって多少時間はかかることがあっても必ずデザイナーになれるはずです。

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