転職を成功させる!採用担当者に響くデザイナーのポートフォリオとは?

転職を考えているデザイナーにとって、ポートフォリオのクオリティーは「履歴書や職務経歴書以上に重要である」と言っても過言ではありません。
採用担当者の目を引く魅力的なポートフォリオを作成して、志望企業への転職を成功させましょう。

デザイナーにとってのポートフォリオとは?

自分が手がけてきたプロジェクトや作品などを最適な形にまとめたものをポートフォリオといいますが、そのポートフォリオをどうやってつくるかというところから、クリエイターとしての能力が試されていることを忘れてはいけません。

ポートフォリオは、履歴書以上にあなたをアピールする材料になります。
ポートフォリオによって、クリエイターとしての能力とパーソナリティー(性格)を同時に表現することが可能になり、あなたの第一印象を大きく決定付けるとても大切な要素になります。

そして第一印象を左右するだけではなく、ポートフォリオがしっかりと丁寧につくりこまれていれば、面接で多少うまく受け答えできなくてもカバーできることだってありえます。「デザイナーの転職活動は、ポートフォリオにはじまってポートフォリオに終わる」といっても過言ではありません。

「良いポートフォリオ」と「悪いポートフォリオ」の違い

「良いポートフォリオ」と「悪いポートフォリオ」の違いを説明するために、まず「良いポートフォリオ」がどんなものか、どういうポイントを満たしていれば「良いポートフォリオ」になるのか、しっかりと理解できていなければなりません。

さきほど上の項目でも触れましたが、ポートフォリオはあなたのクリエイターとしての能力とパーソナリティーの2つをアピールするためのものだと説明しました。
この2つが志望企業の採用担当にしっかりと伝わり、且つ志望企業が求めるレベルのものであれば、採用にぐっと近づくことになります。逆にこの2つのポイントがしっかり表現できていない、もしくはしっかりと伝わらないものは、即座に悪いポートフォリオと認識されてしまいます。

よって、デザイナーにとって「良いポートフォリオ」を作成するために必要な作業は、

  1. 自分の作品や能力を棚卸しして整理する。
  2. 1.で整理した中から自分のウリとしてアピールしたいものをピックアップする、そして採用担当者が知りたい情報についても整理する。
  3. 2.のそれぞれの内容が一番効果的に伝わる表現方法やまとめ方を考える。

この3つだけです。

単純に「自分の魅力、相手が知りたいことは何か」「それはどういう方法で伝えるのが一番効果的か」ということをしっかりと考えて作成するものが良いポートフォリオになるわけです。

他の人がつくったポートフォリオの形やテンプレートを参考にして、メインビジュアル・制作期間・担当範囲など項目別に綺麗にまとめるよりも、まずは自分が伝えたいことをゼロベースで整理してから形にまとめるほうが、説得力の強いポートフォリオになります。

そして、志望する企業によって求められるものも違いますから、どの会社にとっても100点満点のポートフォリオというものはありません。しかし自分の特徴が最大限魅力的に伝わるようにポートフォリオにまとめることは可能ですし、自分のセンスや性格と求めるものが近い企業と面接していけば、媚を売ったりへつらう必要もなく自然体の自分を見て評価してもらうことができます。

繰り返しますが、「良いポートフォリオ」を作成するためには、自分のウリと相手が知りたいことが魅力的に分かりやすい形で整理されているかどうかがポイントになります。

どんなに作品が魅力的でも、相手がわかりにくいと感じれば、それは魅力的なポートフォリオではありませんし、相手が知りたい情報や項目が抜けていてもダメです。ポートフォリオを見てくれる相手に対して魅力的に分かりやすく内容を伝えるという目的を達成して初めて「良いポートフォリオ」になります。

「良いポートフォリオ」をつくることとデザインすることは、本質的にイコールです。
ポートフォリオの作成段階から、デザイナーとしての能力が試されているということを忘れないようにしましょう。

ポートフォリオは紙?それともWEB?事例の数などは?

「自分のウリと相手が知りたいことが魅力的に分かりやすい形で整理されているかどうか」が、ポートフォリオを作成する際の重要なポイントです。

とはいえ、事例の数がどれくらいあれば充分かなどは、人によって変わってくると思います。
ちなみに作品の事例数は平均的に10〜20個前後と言われているようですが、実際に自分でポートフォリオにしてみて少ない・多いと感じるようであれば、第三者に感想をもらってもいいかもしれません。

またWEBデザイナーやUIデザイナーなどの場合は、会社によってはWEB用のポートフォリオだけでなく紙用のポートフォリオもあった方がベターです。面接などで毎回WEBサイトを使って説明できるとは限らず、その場で紙のポートフォリオを見ながら質問する採用担当者もいるため、志望度の高い企業は両方用意する方が良いといえるでしょう。

ただし、必ずしも全ての企業がそうではないので、他の人の面接結果なども情報収集して、応募する予定の企業は両方用意した方が良いのか、判断材料の一つにしましょう。

まとめ

ポートフォリオを作成する目的は、「自分の魅力を伝えて、志望企業で活躍している姿を面接官にイメージしてもらうこと」です。最後まで飽きずに見てもらえて、あなたにより興味を持ってもらえるような魅力的なポートフォリオを、ぜひ作成してみてください。

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