デザイナーがフリーランスとして働く4つのメリットとデメリットとは?

デザイナーなどのクリエイターのみなさんは、最終的にフリーランスとして独立することをゴールとしている方も多いかと思います。

そこで今回の記事では、実際に会社員からフリーランスへ独立したデザイナーの実状と本音について紹介していきたいと思います。

そもそもフリーランスって何?

フリーランスとは、簡単に言うと、会社員として企業で働かずに自分一人の腕とスキルで働く人のことです。

デザイナーをはじめとするクリエイターやコンサルタント業界は、将来的にフリーランスになる人も多く、しっかりと軌道に乗れば、仕事の自由度も高くてかつ収入も会社員の時より多くもらえるため、人気の働き方になります。

しかし、一方でメリットだけではなく当然デメリットもあります。
会社員のように収入の安定が保証されているわけではないため、自分が働かなければ収入は発生しません。また、確定申告などの会計処理も自分で対応しなければなりません。

フリーランスのメリット

フリーランスになるメリットは大きく分けると以下の4つです。

  1. 収入がUPする可能性がある
  2. 仕事をする時間や場所などを自分で調節できる
  3. 仕事を自分で選ぶことができる
  4. 煩わしい人間関係のストレスから解放される

1. 収入がUPする可能性がある

フリーランスになれば自分で単価交渉を行うことも可能になるため、サラリーマン時代よりも高い収入を得られる可能性があります。
ただし、これはあくまでもしっかりとした信頼とスキルがあることが前提ということに注意しましょう。

2. 仕事をする時間や場所などを自分で調節できる

作業をする場所や時間について制限されない「自由さ」もフリーランスのメリットです。
しっかりとハイクオリティーなものさえ納品できれば、それ以外のことはだれにも制限されません。

3. 仕事を自分で選ぶことができる

自分でやる仕事とやらない仕事を選べることもメリットの一つです。
仕事がたくさん依頼されるようになれば、自分が好きなやりたい仕事だけ取り組む事も可能です。

4. 煩わしい人間関係のストレスから解放される

会社員の時とはちがって、自分が苦手だなーと思う人と無理に付き合う必要がないこともフリーランスのメリットです。
ただし、フリーランスの場合、基本的には自分一人だけで作業をすすめることが多くなるため、逆にそれがストレスになってしまわないように気をつける必要があります。

フリーランスのデメリット

フリーランスになるデメリットは大きくわけると以下の3つです。

  1. 収入が不安定
  2. 営業から制作、そして経理まで自分で担当する必要がある
  3. 一人で受けられる仕事量にはある程度限界がある

1. 収入が不安定

フリーランスは毎月仕事が安定してはいってくる保証はなく、仕事が軌道にのるまでは収入が不安定になりがちで、これが一番フリーランスを続けていく上でのストレスになるかと思います。

単発ではなく継続して仕事がもらえるように、一つ一つの納品物を120パーセントな状態で納品してクライアントからの信頼を獲得することが大切になります。

2. 営業から制作、そして経理まで自分で担当する必要がある

フリーランスの場合、デザインを考えて納品するだけではなく仕事を獲得する営業も場合によっては必要になりますし、税金などの処理も自分でやる必要があります。
会社員の時以上に、時間に対するコスト意識が大切になります。

3. 一人で受けられる仕事にはある程度限界がある

収入をアップさせるために仕事量を増やそうと思っても、時間には制限があり自分一人でこなせる仕事量にも限界があります。
仕事の数を増やすのではなく、いかに自分の単価をアップさせるかという方向に進んでいかないと、フリーランスの場合収入を増やすことは難しくなります。
またあまりに仕事量を増やしすぎるといつか必ず体を壊してしまい、結果的にクライアントに迷惑をかけて信頼を失ってしまう可能性もあります。

フリーランスになった人からの率直な感想やアドバイス

ここからはフリーランスになる前に事前に知っておきたい4つのポイントについて紹介していきます。

1. クレジットカードやローンは、フリーランスとして独立する前に組んでおく

フリーランスは会社員に比べて社会的な信用が低いため、クレジットカードを作れなかったり、ローンを組めない可能性もでてきます。
今後フリーランスになることを検討中の方はできるだけ会社員のうちにこれらを申し込んでおくことをおすすめします。

2. 足をつかうことだけが営業ではない

フリーランスの場合、自分を売り込む営業活動も仕事の一つになりますが、デザイナーの場合、自分の作品を紹介するポートフォリオサイトを用意するのはもちろん、ブログやSNSを使って宣伝したり、クラウドソーシングなどのサービスを利用するのも仕事を獲得する手段の一つです。
フリーランスは他にも色々とやらなければならない事が増えるため、時間効率を意識しながら働くことがとても大切になります。

3. 横と縦のつながりをつくっておく

同じデザイナーの仲間や先輩とのつながりをつくっておく事も大切です。
そのつながりを通して仕事がもらえる可能性もありますし、逆に万が一自分が体調を崩して仕事ができない時などに、しっかりと信頼関係が築けていれば仕事をお願いすることもできるかもしれません。

4. スキルアップのために、デザイナー派遣の仕事を活用する

一人でフリーランスとして働いていると、どうしても仕事内容や求められるスキルが偏りがちになります。また、業界の最新技術やアプリケーションなどの情報も入りにくくなったりするので、単発や短期の派遣での働き方を利用して、いろいろな職場で仕事をしておくのも良いかと思います。デザイナー派遣で働いた場合は、短期間で様々なプロジェクトを経験できたりするので、スキルやキャリアの幅を広げやすく、デザイナーとしての経験を積むことができたり、ポートフォリオを充実させることも可能です。

エキスパートスタッフでは、DTPデザイン、WEBデザインなどの短期・単発のお仕事もご紹介しています。

デザイナーが派遣で働くメリットについては、下記記事でまとめていますので良かったらご覧ください。

【保存版】デザイナーが派遣で働くことの5つのメリットとは?はこちら
https://blog.expertstaff.co.jp/1299/

まとめ

フリーランスは自由度が高いため多くの人が憧れる働き方の一つになりますが、しっかり準備をした上でフリーランスにならないと軌道に乗るまでが大変になります。

横と縦のつながりをつくり、できるだけ家賃などの支出をおさえるなど、事前に自分でできるリスクヘッジを忘れずに行うようにしましょう。

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