WEBエンジニアとしての知識を持つWEBデザイナーやプロジェクトのディレクションも可能なWEBデザイナーなど、WEBデザイナーに求められるスキルの幅や役割がここ最近どんどん増してきています。
というわけで今回は、WEBデザイナーがさらに自分をスキルアップしていく際にオススメの参考本を全部で8つピックアップし、それぞれについて紹介していきたいと思います。
WEBデザイナーに求められる役割は広がっている
WEBデザイナーは、イラストレーターやフォトショップ、そしてhtmlやcssなどのスキルだけでなく、プロジェクトをディレクションする能力やプログラミングスキルも一緒に持ち合わせていないと自分の評価がアップしていかないと言われています。
そこで今回は、WEBデザイナーとしての基本的なスキルがある人を対象に、これから自分のスキルを広げていく上でオススメの参考本を全部で8つ紹介していきます。ちなみに成長の方向性を大きく「ディレクターとして活躍するためのスキルを向上させていく」か「エンジニアとしてのスキルも向上させていくか」の2つに分けた場合、今回は主に前者のケースを対象に本を紹介していきたいと思います。
WEBデザイナーにおすすめの参考本8冊
1. Webディレクションの新・標準ルール 現場の効率をアップする最新ワークフローとマネジメント
こちらの本はWEBディレクターとしてプロジェクトを円滑に進めていくための重要なポイントについて解説しているものです。WEBディレクターのプロジェクトマネジメントについて解説した本はたくさんありますが、2017年2月発売と比較的新しく、今もとめられる理想型や時代による変化についても解説されています。
Webディレクションの新・標準ルール 現場の効率をアップする最新ワークフローとマネジメント より
2.インタフェースデザインの心理学 ウェブやアプリに新たな視点をもたらす100の指針
この本は長年インタフェースデザインを担当してきた心理学者によって執筆されたものになり、WEBサービスを利用するユーザーの行動や気持ちの変化を科学的な研究によって明らかにし、それを設計やデザインに応用してもらう事を目的にした本となっています。
UXやUIなどの分野に特に興味があり、今後さらに勉強していきたい人にオススメです。
インタフェースデザインの心理学 ウェブやアプリに新たな視点をもたらす100の指針 より
3.ノンデザイナーズ・デザインブック
この本は、大学や学校などでデザインについて正式に学んだ事がない人を対象に書かれた本です。WEBデザイナーは自己流でスキルアップしていく人も多いため、いまいち自分のデザインスキルが本当に正しいものなのか自信を持てないという人も多いのではないでしょうか。
内容はデザインの原則として大切になる4つのポイントを中心に解説されており、WEBだけではなく紙媒体にも通じる大切なポイントを、実際の失敗例やその具体的な修正の仕方を通して学べるようになっています。
4.なるほどデザイン
こちらの本はデザインをする際に重要なポイントをなるべく目で見て楽しめるような形にまとめることをコンセプトにした本で、画像や写真を多く使って説明されているので本を読むのが苦手という人でも読みやすい本になっています。
ちなみに先程と同様に、デザインスキルはあるけれどさらにレベルアップしていきたい人にとっても有益な本になりますが、こちらの本の場合は実際にデザインという作業に入る前のコンセプトやアイディアの出し方についても学べることが特徴です。
5.デザインのバリエーションや代案をくださいと言われてももう悩まない本。
の本は今回紹介する8つの中でも一番実用性の高いもので、提案するデザインの幅を広げたいと思っている人やデザインのアイディアを考えるのが苦手という人にオススメの本です。
例えばこんな方法がありますよというデザインの具体例をそれぞれのケースごとに数パターンずつ紹介しており、実際に自分が作業する際にヒントとして活用しやすいところが特徴です。
デザインのバリエーションや代案をくださいと言われてももう悩まない本より
6.確かな力が身につくJavaScript「超」入門
こちらはデザイナーとしてプログラミングスキルも身につけていきたいと考えている方向けのもので、プログラミングの中でも、見た目や演出などに関わるフロントエンドのJavaScriptという言語について解説した本になります。
プログラミングスクールを運営するほとんどの企業がブログで紹介している人気書籍の一つです。
7. いちばんやさしいWordPressの教本 第2版 WordPress 4.x対応
こちらはPHPというプログラミング言語を使って動作しているWordpressについて、実際にサイトを作成し公開するという事を目的にした入門書で、技術の知識がなくても本で書かれている通りに進めていくだけでサイトが完成するようになっているのが特徴です。
自分のブログを作成してみたい方は、この本を読んでサイトを作成すると勉強にもなって一石二鳥です。
8. Web Designing(雑誌)
最後に紹介するのは本ではなく雑誌になり、すでにご存知の方もいらっしゃるかもしれません。SNSは自分の興味のある分野の情報収集に向いているツールですが、デザインだけではなくそれ以外のWEB業界全体のトレンドを効率よく把握するのには、こういった雑誌もオススメです。
まとめ
全部で8つの参考本を紹介してきましたが、実際に本を読み進めていく前にデザイナーとしてどういった特徴を伸ばしていきたいかを考えた上で本を選ぶと、より効率よくスキルアップしていくことができると思います。参考にしてみてください。