InDesign 条件テキストを活用しよう

一つのドキュメントで複数バージョンを管理できる

全く同じレイアウトで、部分的にテキストを差し替えて別テイクのドキュメントが必要になる場合があります。

例)
○部分的に人の名前を差し替えた書類が必要

○教材で、答えや指導要項が入ったもの(教師用)と入ってないもの(生徒用)

○通貨や単位、言語の違ったバージョンが必要

このような時

1、それぞれ別ファイル(または別ページ)を作成する

欠点:ファイル管理が大変になり、また、修正が入った場合、全てに反映させなければならないので、作業が大変&ミスが起きやすい

2.  レイヤーを分けて表示、非表示を切り替える

欠点:複数レイヤーに該当箇所がある場合、レイヤーの数も多くなり、管理が大変。また段落中 の一部を差し替えるだけのためにレイヤーを増やさないといけない。

条件テキストを使ってみよう

条件テキストを使うと、レイヤー管理や特別な差し替えをする必要がなく、パレットで切り替えるだけでテキストの表示、非表示を切り替えることが可能になります。

●例1)表示をオンオフして二つのバージョンを作成

例)ベルギーのパン屋ガイド(ユーロ/の表示と非表示を切り替えたものを作る)

条件テキストパレットから「新規条件」を選びます。

ウインドウが開いたら名前をつけて設定します

設定したら同様のテキストを選択して全て設定します。

パレットの目のマークをクリックすることで、テキストの表示がオンオフします。

見た目上はテキストを削除したのと同じ状態になるので、後の文字が前に詰まります。

 

●例2)文章中の名前などを切り替えて複数バージョンの文章を作成する。

「健太」バージョンの文章を用意する。

検索・置換機能を使い 健太/信也の両方入った文章にする。

条件パレットを使い「健太」「信也」2つの条件を作成する。

検索機能を使い、健太に全て条件をあてはめる。同様に信也も設定する。

同様にして「信也」にも条件テキストをあてはめます。

条件パレットを切り替えることで、2バージョンの文章ができる。

其の他の活用例

●記入例などの入ったバージョンと入っていないバージョンを作成する

●テキスト以外の画像でもアンカーボックスに入っていれば切り替え可能

セットと複数条件

セットを作っておくと、複数の条件を組み合わせて表示できます。

また、一つの単語に複数の条件を設定しておくこともできます。

注意:InDesignの条件テキストでは2つ以上の条件があった場合、どちらか一つが当て はまれば非表示になりません。

 

●「海にいる」「ほ乳類」だけを表示させたい

「魚類」の表示をオフにしても、「海にいる」の条件に入っているので、イカ、クロマグ ロの表示は消えない。

逆に、「海にいる魚類」だけを表示させたい場合、「ほ乳類」の表示をオフにしても、「海にいる」イルカ、クジラは表示されたままになります。

条件分岐は基本的にできないので、細かく分類したい場合は、「海にいるほ乳類」「海にいないほ乳類」…などのように分ける必要があります。

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