テクノロジーやデバイスの進化によってWebデザインの流行は日々目まぐるしく変化しています。今回の記事では継続して注目していきたい最近のデザインの傾向やこれからの2018年に流行するかもしれないWebデザインのトレンドを7つピックアップし、それぞれの特徴についてご紹介していきます。
最新のWebデザインのトレンド7選について
早速ここからは、Webデザインで今後も要注目のスタイルを7つピックアップして紹介していきます。すでに知っているものもいくつかあるかと思いますが、そちらは引き続き注目してほしい大切なものとして、あえて選んでみました。
1.ミニマルデザイン
APPLEより
本当に大切な必要最小限のものだけに要素を絞りそれをデザインで表現するのがミニマルデザインです。中でもAppleなどの事例はミニマルデザインを採用している例として特に有名なものになりますが、注目してほしい要素や必要な要素以外のものを全て削ぎ落とし、常に洗練されたデザインを世の中に向けて発信しています。
ちなみにミニマルデザインと同じようなものにフラットデザインというものがあります。両者は必要のないものは削ぎ落として、できるだけシンプルに表現するという考え方の部分で近いアプローチになりますが、フラットデザインよりもミニマルデザインの方がより無駄のないシンプルさを追求したアプローチになります。
2.マテリアルデザイン
マテリアルデザイン ガイドラインより
こちらのマテリアルデザインは、2014年にGoogleが発表したデザインについてのガイドラインになります。普段の生活の中で馴染みのある物体の重なりや影のつき方などをデザインに落とし込んで表現し、操作する対象が物質的に捉えられてより直感的に操作できるように表現したものとなっています。先ほど上で紹介したミニマルデザインと同様、2018年から勢いが増すといった類のものではありませんが、ひき続き重要な要素になるもののためピックアップしました。
ちなみにマテリアルデザインは、端末や閲覧環境に左右されずにどの環境でも見た目が統一化できるように厳密なルールが定められており、影の付け方からボタンの形にいたるまで、全て細かく決められたルールに沿ってデザインすることが義務付けられています。つまり、直感的に操作できてわかりやすい事と、デザインがある程度パターン化されているため操作しやすく分かりやすいという2つがマテリアルデザインを扱うメリットになります。
3.スプリットスクリーン
stationより
スプリットスクリーンとは、名前の通り画面を大きく分割してレイアウトする表示方法のことで、真ん中を中心に左右でデザインが違うものや、画面を3つに分割したもの、そして分割比が大きく異なるモノまで様々なパターンのデザインがあります。ちなみに2018年以降は特にアシンメトリーな左右非対称のデザインが人気になると言われています。
なお、レスポンシブデザインとも相性がよいため、モバイルファーストな時代の今でも、違和感なく取り入れることができます。
4.ローディングアニメーション
CSS Spinnersより
こちらのローディングアニメーションは、ページの読み込みが完了するまでの間、ユーザーを飽きさせないようにするために表示されるアニメーションのことです。
そもそもページの読み込みにたくさん時間がかかってしまう事はユーザーに大きなストレスをあたえる問題なわけですが、この待ち時間をローディングアニメーションで演出することで「どれくらいの時間待てばいいのか」という事が分かるようになるため、これによってユーザーがページから離脱してしまうのを防げるといった効果が得られます。
5.高品質フォトコンテンツ
高品質な写真を大胆に利用したデザインも人気があります。ちなみに商品やサービスそのものに圧倒的な価値がある場合に有効な見せ方となり、魅力をわかりやすく大胆につたえることができます。Appleの製品サイトは基本的にこの写真を大胆に使ったスタイルが中心になっており、魅力がうまく伝わるデザインになるよう、しっかりと工夫されていることが分かります。
6.デュオトーン
デュオトーンは2つ以上の鮮やかな色を重ね合わせて作成するデザインの事で、コントラストがはっきりした写真に使用するとインパクトがさらに大きくなり、より多くの人の印象に残りやすいデザインになります。簡単に手間をかけることなく変化が大きいデザインができる事から、人気のテイストの一つとなっています。
7.モバイルファーストデザイン
こちらも引き続き大切になるトレンドですが、モバイルファーストなデザインを作成していくことは今後も変わらない重要なポイントになります。PCよりもスマホからのアクセスが断然多くなっており、企業のホームページやサイトもモバイルに対応できていない場合は検索順位にも影響がでてくるため一刻も早く対策を進める必要があります。
まとめ
こちらで紹介したモノはあくまで一例で、細かい技術なども含めるとまだまだ他にもたくさんの技術をピックアップすることができます。ただしあくまでも一番大切な事は、使う人がそのデザインを心地よいと感じたり、ストレスなくサービスを利用できる事です。デザイントレンドにのることが目的になって、かえってサービスが不便になってしまうようでは本末転倒になりますので注意しましょう。