InDesignステップアップ編 InDesignと時短(1/3)様々なスタイルシート

単純作業の繰り返し?

DTPでの作業は、ともすると単純作業の繰り返しになりがちです。

特に大量のページを扱うことが前提のInDesignでは、効率アップのために単純作業に疑問を持って改善することもとても重要です。効率アップに有効な手段を考えていきましょう。

※ツールの使い方は、さまざまなサイトや書籍等で調べることができますので、ここでは実例に沿った説明を中心にしていきます。

さまざまなスタイルシート

スタイルシートといえば、「文字スタイルシート」と「段落スタイルシート」はよく使うと思いますが、InDesignには文字関係だけでなく、その他にもさまざまなスタイルシートがあります。

文字スタイル(リンク先参照) 

・段落スタイル(リンク先参照)

グリッドフォーマット(リンク先参照)

・表スタイル

・セルスタイル

・オブジェクトスタイル

表スタイル

表スタイルは表全体のフォーマットを登録しておき、同じスタイルでの表組みを複数作成

しなければならない時に便利な機能です。スタイルを登録しておくと、ワンクリックでフォーマットを適用できるという点は他のさまざまなスタイルシートと考え方は同じです。

※厳密にはワンクリックではないですが…(詳細はこのあと)

 セルスタイル表スタイル
文字の設定(段落スタイルの読み込み)
組方向
余白
テキストの配置
グラフィックの配置
セルの線○(セルスタイル優先)
セルの塗り○(セルスタイル優先)
斜線
セルスタイルの読み込み-
表の外枠○(セルスタイル優先)
表と段落のアキ
セルの幅/高さ設定できない設定できない
行の属性(ヘッダー/フッター)設定できない設定できない

セルスタイル

セルスタイルは名前のとおり、表組みのセル単位でフォーマットを登録できます。

 

表スタイルとセルスタイルの活用法(実技編)

文字系のスタイルシートと違って、表スタイルには少し使い方にコツが必要です。下準備が少し必要になりますが「セルスタイル」と組み合わせることでさらに効果を発揮します。
作業の前にまず、表スタイルとセルスタイルで登録できることを整理しておきます。

上記の表を見ると、

●文字関係の設定は、表スタイルでは直接設定できない。

●しかし、表スタイルにセルスタイルを読み込める。

●セルのサイズや属性(ヘッダー・フッター)はスタイル登録できない。

このしくみをまず押さえておきましょう。

表組みスタイル登録

スタイル登録の手順は以下の手順で行います。

手順1 ベースになる表を作成。

※この時、塗りや罫線の設定は「表の設定」で作成します。
 規則性のある塗りを、手動で設定したものは、スタイルに反映されません。

手順2 段落スタイルに文字を登録。

手順3 セルスタイルを登録。

登録手順は他のスタイル登録と同様の手順ですが、文字の設定が読み込まれないので、手動で登録します。

手順4 表スタイルを登録。

登録手順は他のスタイル登録と同様の手順です。
※セルスタイルは自動で読み込まれないので、先ほど登録したセルスタイルをここで必ず登録します。

スタイル反映

手順1 表を作成します。

手順2 表スタイルシートを反映させます。

手順3 セルのサイズ、フッター、ヘッダーの設定をする。

(手順2の前にやってもよい)

ヘッダー、フッターへの変換、またセルサイズはスタイルで処理できないので
手動で調整します。

オブジェクトスタイルの設定画面

オブジェクトスタイルの設定画面を開くと、さまざまな設定ができるのがわかります。

●塗り

●線

●角のオプション

●サイズと位置のオプション

●段落スタイル

●テキストフレームオプション(段数、フレーム内マージン等)

●テキストフレームのベースライン

●テキストフレームの自動サイズ調整(文字量に応じて拡大縮小する)

●脚注オプション

●ストーリーオプション(縦組み/横組み、テキストフレーム/フレームグリッド)

●テキストの回り込み

●フレーム調整オプション(内容をフレームに合わせる/内容を縦横比率に応じてあわせる/フレームに均等に流し込む、画像のトリミング量)

●タグの書き出し(E-pub、HTMLなど)

――――――――――――――――――――――――――――――――――-

●効果(透明、ドロップシャドウ、光彩、べベルとエンボス…… etc.)

オブジェクトスタイルの活用例

テキスト系のスタイルシートと違い、オブジェクトスタイルは設定項目が多い分だけ、活用方法も一通りではありません。ケースに合わせて、効率よく作業できるように、引き出しを多く持つようにするといいでしょう。

活用例1  オブジェクトの色や線幅、シャドウなどの効果を含めて作成、またあとから変更することができる。(最初から変更が想像される時など便利)

活用例2  位置情報や段落スタイルも登録できるので、ワンクリックで決まった場所に文字を配置したい時など。

活用例3   画像の読み込みルールを登録して、画像の読み込みを自動化する。

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