InDesignと時短(2/3)コンテンツ収集(配置)ツール


リンクを保ってパーツを使い回し

IndesignCS6から加わったツールです。

同じパーツやオブジェクトを使い回ししたい時に便利なツールです、ただ使い回しするだけならば、コピー&ペーストでもいいかと思いますが、画像同士にリンク関係を作れるのがポイントです。
リンクを設定することで、画像の外部リンクと同様な変更への対応が簡単になります。

コンテンツを収集する

コンテンツ収集ツールをクリックするとコンテナと呼ばれるウインドウが下に開きます。読み込みたいオブジェクトをクリックするとコンテナに読み込まれます。

登録したオブジェクトにリンクの設定をしておくと、あとから変更が加わった時にリンク元のデータを変更すると反映されます。登録したアイテムはドキュメントが違ってもリンク配置が可能です。

コンテンツを配置する

コンテンツ配置ツールにツールを持ち替えたら、ドキュメント上をクリックすると選択したオブジェクトが配置されます。リンク設定をして配置されたオブジェクトにはリンクマークが付きます。

オリジナルを変更すると、配置オブジェクトにはマークが付きオリジナルが変更された事がわかります。リンクパレットで更新をすると全てが変更されます。変更が予想されるものに使用すると便利です。

オリジナルがどこだかわからない

コンテンツ配置ツールで数箇所に配置された画像を上記のように一括変更したいときに、
さて、オリジナルがどれだかわからないという事があるかと思います。

InDesign、その他配置のためのツール

上のようにコンテンツ収集/配置ツールを使うと、一括変更にも対応した製作が可能になりますが、InDesignにはこの他にも配置を効率化ツールがあります。整理すると以下のようになります。特徴をつかんでケースによって使い分けられるようになるといいでしょう。

ツールどういうケースが便利か特徴一括修正対応
マスターページページ内の決まった場所に同じものを置きたい時
(ノンブル、ツメなど)
アイテムに制限なし
場所が固定される

マスターページから
ライブラリ機能同じデータを使い回した
い、配置場所は手動なのでランダム
InDesignに昔からあるライブラリ機能、ファイルメニュー>新規>ライブラリからライブラリファイルを作成不可
CCライブラリ機能同じデータを使い回したい、配置場所は手動なのでランダム他のドキュメントやillustratorなどの他のCCアプリとも共用できる。
他のユーザーと簡単に共有、リンクできる

illustratorやPhotoshopで作成したものは元のアプリで修正すると反映される
オブジェクト
スタイル
作成から変更まで、スタイルシートで効率良く管理したい時。位置情報も使用可単体オブジェクトのみ。
グループオブジェクトは不可。

スタイルシートを修正
コンテンツ収集/
配置ツール
作成したパーツを使い回ししたい時など。
配置場所はランダム
グループオブジェクトもリンク可能、他のドキュメントにもリンク可能。
リンクの管理に注意が必要。

リンクを作成しておけば、オリジナルを修正することで可能

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