Illustratorでトンボ(トリムマーク)を設定しよう!
トンボを作成してみましょう。イラストレータに直接トンボをつける方法は二つあります。
Illustratorの「効果」メニューでトンボを作成する
- 仕上がりサイズのオブジェクトを作成します。
- そのオブジェクトを選択した状態でメニューの「効果」→「トリムマーク」をクリックします。
すると、そのオブジェクトに合わせたトリムマークが作成されます。
これはオブジェクトに対する「効果」なので、そのオブジェクトを変形させると、連動してトリムマークも動くので注意が必要です①。たとえば、そのオブジェクトをcommand(windowsはCtrl)+5でガイドにするとトンボは消えてしいます。
トンボ自体を編集するためには、そのオブジェクトを選択した状態で、メニューの「オブジェクト」→「アピアランスを分割」。トリムマークは独立したオブジェクトになります②。
Illustratorの「オブジェクト」メニューで作成
- 仕上がりサイズのオブジェクトを作成します。
- そのオブジェクトを選択した状態でメニューの「オブジェクト」→「トリムマークを作成」。
するとオブジェクトに合わせたトリムマークが作成されます。
これは最初から独立したトンボのため、基準となったオブジェクトがガイド化されても、消去されても、移動されても、このトリムマークは影響を受けません。
正確なトンボをつける:
ぴったりのトンボが作成されず、微妙にずれている!という経験がありませんか?そんな時は、基準にしているオブジェクトの「線」が「塗り」になっていないかを確認してください。もし、「塗り」になっているなら「線」の太さの分だけトンボも大きくなってしまいます。(下図)
日本式トンボについて:
トンボには「日本式」と「西洋式」があります。この二つには以下のような違いがあります。
設定の仕方はとても簡単! 「Illustrator」>「環境設定」で「日本式トンボ」にチェックをするだけです。
Illustrator CS4以降ではドキュメント設定を使ったほうがスマート?
CS4以降では、ドキュメント設定で裁ち落とし設定ができ、印刷やPDF書き出しの際にトンボを付ける事ができるようになりました。
この方法で作成すれば、InDesignに読み込むときに裁ち落としサイズでピッタリ配置されるので、IllustratorをInDesignに配置する予定でればこちらがオススメです。
とはいえIllustratorファイルで入稿する折パンフレットなどで必要な折トンボはこの方法では作れないので、Illustrator上で作成する方法を覚えておいて損はありません!
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